after-20years
ガンダム00の捏造2次創作ブログ。
ネタが出てきたので形にするため走り書きメモブログになります。


さてはて、2次創作なんてはじめてですし
小説なんて書いた事ないTOMが挑戦しながら
それでも想像で膨らませた00熱をなんとかせねば!と
書き連ねて行くブログです。

以下の項目が許せる方のみつたない文章ですがお読みいただけると嬉しく思います。

・本編(セカンドシーズン)から20年後の話です。
・各キャラクターの子供が出てきます。
・各キャラクターも20年歳月が経ってるので全員それなりの年をとっています。(爆)
・刹那が故人です。
・主人公は刹那の 娘 です。


週末夜にチャットを開催します。
おおよそ時間は23:00頃からになります。
こちらからどうぞ!!


20-years-after 刹那・邂逅。-01 忍者ブログ

20-years-after

「 刹那・邂逅。-01 」

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2024.05.19 Sunday 09:28

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刹那・邂逅。-01

2009.04.12 Sunday 14:22

西暦・2336年。
ラグランジュ-3-0 艦長室。
ティエリアはイシスと向き合っていた。

_________________________________

「休暇…? こんな時期に?」

「名目上は、だ。」

「…どういう意味…?」

「君ももうすぐ20歳だ。

そろそろコードネームを渡そうと思っているんだが…
その前に、君に行ってもらいたい場所があってね。」


そう言いながら、ティエリアはイシスに一枚の紙片を渡した。
そこには、地球上のある場所が示されていた。

「東京…?」
「そうだ。そこに地上潜伏先にしてあるマンションがある。
そこに向かって欲しい。」
「ここに何かあるのか?」
「…君のお父さんが潜伏先に使っていた部屋がある。
本当は引き払おうかという話もあったのだが、
使える機会があると見越して、手放さずにいた。
行ってみるといい。

…そこで、君は逢えるはずだ。『彼ら』に。」

___________________________________


経済特区・東京。
そこにあるマンションの一室。
ドアの前にイシス・イブラヒムは佇んでいた。

「…ここか。」
メモを手にして、反対側の手で貰った鍵を使い、
ドアを開けようとしたところ、不意に人があらわれた。
警戒したイシスの前にあらわれたのは
落ち着いたブロンドの髪色、
深いグリーンの瞳をもち、
自分と同じ位の背丈をしてはいるが、
顔立ちから見ると、自分より幾許か年下であろう少年だった。
「あれ?お隣さん?」
にこやかに声をかけてくる少年に
警戒をしながら凝視するイシスに臆する事なく
声をかけてくる。
「お隣って…誰もいないのかと思ってた。」
「あ…仕事で…空ける事が多いので。」
「へぇ…あ、初めましてですね。
隣に住んでます。クロスロードと言います。」
「…クロスロード…?」
「はい、『刹那・ハレヴィ・クロスロード』です。」

イシスは、目の前の少年がその名前を名乗った事に驚愕した。

「あの…?どうかしましたか?」

「…あ…いえ…」
イシスは自分でも動揺しているのがよく判った。

「あ、よかったら…お名前、聞いててもいいですか?
表札も何も出てなかったので。」

「…刹那・F・セイエイ」

「………え……?」

イシスは、父のコードネームを名乗り、すぐにドアの中へと滑り込んだ。
___________________________________

イシスは、玄関のドアを閉めると
そこへ座り込んでいた。
「……ティエリア…?」
イシスは、此処へ自分を向けた人物の名を呟いた。
「刹那・ハレヴィ・クロスロード…」
そして、もう一度隣人である少年の名を声に出した。

イシスは、部屋へとあがり、
わずかに埃のつもった部屋を見回した。

24年の歳月が流れていたものの、
そこには、確実に自分の父が身を置いていた場所なのだと教えられた。
『彼』が姿を消した後も、そのままになっていると。

イシスはおもむろにいくつかあるチェストの引き出しに手をかけた。
片っ端から開けてみた。
いくつかの引き出しには
父、ソラン・イブラヒム…刹那・F・セイエイのものであろう衣類が
そのままに置かれていた。
『ライフラインは使える様に手配しておいた』
そう言っていたティエリアの言葉を思い出し、
イシスはそこにあった衣類を洗濯機に放り込んでいった。

そんな作業を繰り返していると、
チェストの一番上、小さな引き出しを開けたところに
一枚のフォトプリントが見えた。

父『刹那』と映るもう一人の男性。
写真で見る限りは、父と同じ位の年頃か。
水色のシャツはソレスタルビーイングのものとは違う、
どこにでもあるようなシャツだった。
「これ…?」
どこかで見たかと考えてみるも、イシスに心当たりがなかった。
そして…すぐにもう何枚かの写真や
スクラップの入ったファイルを見る事になる。

___________________________________

同日、日も暮れた頃
イシスの隣、先程の少年が住むリビングでは
両親と彼の3人が食卓を囲んでいた。
話している内容は他愛のないものであった。
どこにでもある経済特区独特の平凡な家庭。

それが、再び『彼ら』を垣間見る事になる。

「あ、ねぇ…隣って、住んでる人居たんだね。」
「「…え…?」」

息子の一言に両親が意外だという反応を示した。

「え…?とうさんもかあさんも知らなかったの?
あ、僕も今日、初めて逢ったんだけど。」

その言葉を聞いた2人は顔を見合わせた。
隣の部屋は、今だソレスタルビーイングが管理していたはず。
関わりのあった2人は、それを知らされており、
また、変わった事がないか注意しておいたのであった。

そこに変化があらわれた。
父親が、息子に問いただす。

「で…その人はどんな人だった?」
「うーん…?あまり話さなかったんだけど…
僕と同じ位の背格好で…。
年齢は…もう少し上かな?
あぁ!名前!聞いたんだ!」
「名前…?」
そこで、興味があるというような素振りで
母親が身を乗り出した。

「そ。僕と同じ名前だったんだ。珍しいよねー。」

「…刹那…?」

「うん。『刹那・F・セイエイ』って
ぼそっと名乗って…すぐに家の中に入っちゃった。

…って…あれ?  父さん!?!?」

それを聞いた父親は玄関を飛び出していた。


__________________________________

はい、始まりました。新章です。
ここで、刹那とイシスの過去をざっと洗い出したいと思っています。
あの人とかあの人とかあの人とか…出したいかと思ってますので。(笑)
今まで引いてた伏線もほどいていく事になるかと思います。
さてはて…どうなる事やら。(^^;

あ、ちなみにここのお父さんとお母さんは勿論!あの人たちですよ!(笑)
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COMMENT
名前
by 銀サチ 2009.04.13 Mon 00:13 EDIT

パパママが息子に刹那の名をつけた思いって、どんなものだったんだろう。
なんかじわっとくるなぁ。イシスが父の事を知っていく過程にわくわくしちゃう
感想上手く書けなくてすいませんwwwwww

3人の『刹那』邂逅。
by TOM 2009.04.13 Mon 01:39 EDIT

あの人達は、きっと生活が元の様に戻っても
気持ちは違うでしょうしね。
いろんな思惑があると思うんですよ。
ソレスタルビーイングの中から見る刹那は
もう、テレビで語ってるので
あまり深々と掘り下げるのもグダグダになりそうだったので
この章では、CB以外からの視点が出てくればいいかなと思っています。
うーん…なんだか会話劇が増えそうな予感(^^;;

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