after-20years
ガンダム00の捏造2次創作ブログ。
ネタが出てきたので形にするため走り書きメモブログになります。


さてはて、2次創作なんてはじめてですし
小説なんて書いた事ないTOMが挑戦しながら
それでも想像で膨らませた00熱をなんとかせねば!と
書き連ねて行くブログです。

以下の項目が許せる方のみつたない文章ですがお読みいただけると嬉しく思います。

・本編(セカンドシーズン)から20年後の話です。
・各キャラクターの子供が出てきます。
・各キャラクターも20年歳月が経ってるので全員それなりの年をとっています。(爆)
・刹那が故人です。
・主人公は刹那の 娘 です。


週末夜にチャットを開催します。
おおよそ時間は23:00頃からになります。
こちらからどうぞ!!


20-years-after 刹那・邂逅。-08 忍者ブログ

20-years-after

「 刹那・邂逅。-08 」

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2024.05.19 Sunday 09:10

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刹那・邂逅。-08

2009.05.09 Saturday 01:29

仕方なくという状態で載せられた車で
右側に座るイシスと
隣で運転しているティムは
街の中心部に向かって速度を上げていた。
___________________________________

「刹那って、さ…名前…
本当の名前じゃあないんだろ?」

「さあな。」

「だって…そうじゃなきゃ親と同じ名前使わないって。
アザディスタンでそう言う風習があるとも思えないしな。」

「俺の名前の事は…父親に聞いたのか?」

「…あれから…父さんからいろいろ教えてもらった。
アンタの父親がソレスタルビーイングでガンダムに乗っていた事。
父さんもガンダムと戦った事。
…それから………父さんに生きる道を示した事…。」

「俺は…ソレスタルビーイングにいた頃の父をよく知らない。
あまり多くは語らなかったから。」

「…ふーん…? で、アンタは軍人候補の俺に
そんな事話してもいいんだ?」

「アンタの父親がもう既に知っている。
今更隠しても仕方ないさ。…それに…」

そう言いながら、イシスは顔を上げた。

「あ、ここだ。ここのホテル。」

そうティムに告げ、車を止めてもらうと
イシスは助手席からスルリと降り立った。

ありがとう。と一言告げるとイシスは振り返らずに
建物の中へと入って行った。

「あー…もっと聞きたい事あったんだけどな…」

あっけにとられたティム・エーカーは
そのまま暫くホテルの建物を見上げていた。

____________________________________





「…………は………? いない?」

「はい。当ホテルにそのようなお名前の宿泊客はおりません。」

翌日。ティムは飛行機の搭乗時間より遥かに早い時間に宿舎を出て
昨夜イシスを送り届けたホテルのロビーに立ち寄っていた。

「ええと…あの…癖のある黒髪の、中東系の男の子で…」

「そのような容姿のお客様は珍しくありませんよ?」

「…………そうですか……………」

ティムはがっくりと肩を落とした。

 …やられた…!!!

撒かれたのだ。
仕方なく、ティムはそのホテルを後にし、
飛行機の搭乗時間も迫っていた為に
空港へと借りていたGM-EV-12を走らせた。

その姿を窓から眺めていた人物がいた。

イシス・イブラヒム。
彼女は昨夜、向かいのホテルにティムの車を止めさせて
ホテルに入り、ロビーで時間をつぶした後、
向かいの予約をしていたホテルにチェックインしていた。
予約している名前も、勿論偽名ではあったが
それがこんな形で役に立つとは思ってもいなかった。

「…悪いな、ティム・エーカー。
アンタとアンタのお父さんには
いろいろ聞きたい事があったけど…
そうもいかないらしい。」

イシスは、そう呟きながらEV-12が走り去るのを確認した後、
窓際から立ち上がった。

____________________________________



カリフォルニア州・サンディエゴ。
ティム・エーカーは住み慣れた自宅に戻っていた。
夏期休暇開始から5日程経っていたその日、
ティムはいつもの様に朝食をとりながら、
テレビにはニュースが流れていた。

 ー中東アザディスタンでは、暫定政権からの再生を図り、
 政党を確率。政権は国民に委ねられており、ー
 
そのアナウンスが耳に入ったところでティムは手の動きを止め、
画面に食い入る様に見つめていた。

 ー去年の選挙に於いては投票率も80%を超える等しており、
 太陽光発電の恩恵を受けた事も相まって、
 表面上安定を見せていたものの、
 内部では未だ保守派の一部が強硬姿勢を取り、
 女王に政権を持たせようという動きがある中、
 サラ・イスマイール現女王は
 更に保守派の強硬手段を弱めるべく対話の道を…ー

キャスターが淡々と中東の話題を流す中、
画面には長い黒髪をなびかせた若い女王が演台に立っていた。

「なぁ…とうさん…」

「ん?」

「人ってさ…髪型とか…すぐに変えれるものかな?」

「そりゃあ…ウィッグなりつければいくらでも変えれるだろう?
軍でも、潜入捜査なんかがあればするヤツもいるさ。」

「じゃあさ…目の色って変えれる…?」

「あー…コンタクトを入れる方法がよくとられるが…
今では、薬を使用する事もあると言うな。
……それがどうした?」

いきなりな質問に父親は自分の知っている知識を息子に伝えた。

「俺…アトランタを出る前日の晩に
アザディスタンへ向かう人にあったんだ…」

「ほう…それで、ニュースを見入ってたのか?」

コーヒーカップを口に運んでいた父親は、
息子の言葉に興味を持つ様に相槌をうった。

「…似てるな…と思って。」

「アザディスタン女王にか?」

「…うん…」

「人種が違えば似ている人間を見間違う事だってありうる。」

「そんなんじゃない。アイツは性別だって違うから。
父さんも…あった事がある。」

「…?誰だ…?」

不思議そうに眉根を寄せる父親にティム・エーカーは
父親が驚くである事を見越してその名を告げた。

「『刹那』に…会ったんだ。」

その名を聞いた途端に、父親の目が細められる。

「それが…似ていたと?」

「…うん。」

「確かに…年齢的には近いが…それだけで一括りにするのは…」

「そう…だよね…」

ティムは、気がかりを胸にしまい込みながら
話題の切り替わったニュース画面を眺めていた。

____________________________________

あー!親まで出てきちゃった…(笑)
息子が出てくると親はセットで出てきますね…
自分で書いてて不思議なのですが(笑)

あと、補足ですが
ティムの乗っている車、GM-EV-12ですが
あくまでも架空のものです。
只、モデルがありまして。
GM(General Motors=ゼネラルモータース)と言う会社の
現在発売されている唯一の電気自動車
『EV-1』の発展系と考えていただければと思います。
325年後に12だとどうよ?というところもありますが(^^;
あまりにかけ離れた名前だとモデルにした意味もないと考えたので
派生車種としてこの名前にしてみました。
気になった方はちょっと検索してみて下さいね(^^)ノ
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COMMENT
パパ
by 銀サチ 2009.05.16 Sat 18:38 EDIT

見事 ティム君かわされてますねwww
まだ 修行が足りんという事だよ。
一度 滝に打たれてみるといいだろう。

Re:パパ
はい、かわされちゃいましたwww
まだまだ若いですからねー(笑)
滝に打たれるティムって想像ができんのですがーwww
From TOM 2009.05.16 Sat 21:25
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