after-20years
ガンダム00の捏造2次創作ブログ。
ネタが出てきたので形にするため走り書きメモブログになります。


さてはて、2次創作なんてはじめてですし
小説なんて書いた事ないTOMが挑戦しながら
それでも想像で膨らませた00熱をなんとかせねば!と
書き連ねて行くブログです。

以下の項目が許せる方のみつたない文章ですがお読みいただけると嬉しく思います。

・本編(セカンドシーズン)から20年後の話です。
・各キャラクターの子供が出てきます。
・各キャラクターも20年歳月が経ってるので全員それなりの年をとっています。(爆)
・刹那が故人です。
・主人公は刹那の 娘 です。


週末夜にチャットを開催します。
おおよそ時間は23:00頃からになります。
こちらからどうぞ!!


20-years-after イッツ・ア・ワンダフル・デイ? 忍者ブログ

20-years-after

「 イッツ・ア・ワンダフル・デイ? 」

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2024.05.19 Sunday 12:39

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イッツ・ア・ワンダフル・デイ?

2010.02.23 Tuesday 22:45

その日、彼はテレビに流れるニュースを眺めていた。
朝からシャワーを浴び、癖のある髪をタオルで拭き取りながら見ていた画面には
少し離れた郊外にある古い踏切が映っていた
踏切は無惨にも貨物列車に激突し、へしゃげた特殊車両が映っていた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
紛れも無く、ユニオン軍のものである。

ーこの事故で列車の運転手が脚の骨を折る怪我を負い、
また、軍車両に搭乗していた隊員はー

ニュースのアナウンスを聞いていたその時、
不意に彼の携帯端末が鳴った。
発信者を見ると、自分をよく知っている友人のものだ。
彼は迷わず通信ボタンを押した。

「朝早くからどうした?お前にしては珍しい。」
「ああ、おはよう。そっちは今…朝なんだね。」
「そうか。今軌道衛星上か」
「ご名答。ところで…早速で悪いんだが、
君に保護してもらいたい人物がいてね。」

珍しい友人からの依頼に頭を拭いていたタオルを肩からかけ直し
手近にあった椅子に腰掛け、話を聞く体制に入った。

「なんだ?私は軍人であって警官ではないぞ」
「だからこそ君に頼んでいるんだ。ニュースを見たかい?」
「ああ、今まさに見ていた。ユニオンの運送車両が
踏切につっこんでいたじゃないか。」
「その件なんだけどね…少し厄介な事になりそうでね。」

通信相手の話をまとめると
ニュースで話題になっていた車両には
開発途中の対人用特殊訓練装置が搭載されていた。
勿論、軍のトレーニング用なので
相応の目的について使用するには支障はない
だが、その機能に問題があった

特定の人物を設定すると、その人物を捜し出し、攻撃する。
訓練された軍人であれば、倒す事など容易い事だ。
そのプログラム修正の為に移動中であった時に件の事故が起こったと言う。
その事故の衝撃で搭載されていた装置が『紛失』したというのだ。

「…紛失…?」
いぶかしむ彼に『依頼人』は更に説明を続ける。
「そう。名目上は『紛失』なんだ。
だが、実際は『逃走』と言った方がいいかもしれない。
衝撃の為かどうかはわからないが、
数台が起動してしまった為に仮設定したターゲットを探すべく
動いているんだ。
君にそのターゲットを保護して欲しいんだ。」
「で、私に頼むという事は…ターゲットの場所もわかってるんだな?」
「ああ、君の住まいからそう離れてはいないはずだ。
後ほどマップを送る。
…彼女を守ってくれ。グラハム。」

通話はそこで終了した。
間もなく送られてきたマップを頼りに彼は災難に立ち向かう事になる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

車を走らせていたグラハムは目的地に近づくにつれ
ぎょっとする光景を目にしていた。

ビリー・カタギリから受け取った地図情報を手に
彼の同僚だと言う女性宅へと脚を向けたのだが
彼女の住まいであろう郊外のログハウスは無惨にも破壊され尽くしていた。

「………何だこれは…」

そう呟きながら、破壊された自宅の残骸に脚を踏み入れた

『ハーイ。ハナよ。』

ぎょっとしてグラハムが振り返ると
そこには端末のモニターがあった。
声の主はそこからウィンクを投げかけていた。
おそらく本人が残したものであろうそれには
伝言メッセージと映像が流れていた。

『今日、来るのわかってたんだけど
急に友達に呼ばれちゃってね。
『スプートニク』ってバーで会う予定。
もし、早くついておなか減ってるなら
冷蔵庫にラザニアが入ってるから暖めて食べて。

…大丈夫よ。相手はあのオリビアだから。
きっとまた恋愛相談ね。
適当に切り上げて、出来るだけ早く帰ってくるから。
日付変わる前には帰れるわ。』

……愛してるわ。ビリー。』

「…ビリー!?」

その伝言にグラハムはぎょっとした。
この女性がカタギリと何かしら関係のある女性なのか?
いや、そもそも奥手で有名なアイツが
モニターに映るこの女性と関係を持っていたのか?
アイツには確か『クジョウ』とか言う女性がいたのでは?
アイツが二股をかけるとは到底思えないが…

そうやってグラハムの脳みそがフル回転を始めたとき
モニターが続きを話しだした

『そうそう。あのバーね、
店内で携帯端末使えないのよね。
だから、何かあったら店に連絡してね。』

バーなど、店内の空気を重視する店では
よく端末の仕様を制限する店はこの時代においてもよくある事だ。

そこでふとグラハムは気付いた。

ー今、ここで彼女の居場所を知っているのは
 ここを破壊したマシンと私だけという事か…!ー

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