そんな中、ティム・エーカーに呼び出しがかかった。
「おー。パパからお呼び出しかぁ?」
「うるさい!」
エリオット・デ・マンセルとティム・エーカーの
軽いケンカ腰のやりとりも
士官学校から相変わらずで、
日常的な挨拶の様になっていた。
そんな掛け合いをしながら、
ティムの足は、呼び出しのかかった第4格納庫へと向かっていた。
___________________________________
ユニオン軍、フラッグ部隊
カリフォルニア支部、第4格納庫。
ビリー・カタギリは、そこにたたずんで
『彼』がやってくるのを待っていた。
士官学校卒業から、約1ヶ月ぶりの再会だ。
どんな言葉をかけてやろうか、そんな事を考えているうちに
一人の士官が来客を知らせて来た。
軽く礼を述べると、ビリーは格納庫近くにある
ミーティングルームへと足を運んだ。
そこに『彼』が待っている。
ビリーが部屋へ入ると
既にその人物は自分を待っていた。
彼は自分に敬礼と挨拶をした。
「ティム・エーカー。参りました。」
いっぱしに軍式の挨拶をしてくる彼に
ビリーは目を細める。
「久しぶりだね、ティム。
どうだい?フラッグパイロット候補の暮らしは。」
「昨日入ったばかりです。
まだ、よく掴めてないところばかりです。」
「あんな子供だったのが
あっという間にパイロット候補だとはね。
…出来るなら、僕の右腕になってもらって…
そうすれば、みすみす命を晒して
戦う事になんてないんだけどね…」
「…おじさん…」
たしなめる様に講義の色を強くしたティムの声を
ビリーは「判っているよ。」と、遮った。
「俺は…世界の大きな流れを変える為に
この力を使うんだ。この力は…人を平等に裁く力だ。
だから…世界になくてはならない力なんだ。」
「…そうして、人は更に大きな力を渇望する。
その為に、僕ら研究機関の開発は進む。
世界の争いを抑止しているのか、
それとも…かき混ぜてるのか。」
溜息まじりに出したビリーの言葉に
ティムが返す。
「おじさん…こんな言葉、知ってる?」
「なんだい?」

「『銃は人を殺さない。人が人を殺すのだ』と。」
「…有名な言葉だね。」
「おじさんは、俺に…開発の道へ進んで欲しかったんだろう?」
「ああ、そうだ。」
「でも…それは俺の本心じゃないんだ。
だからこそ、俺をフラッグパイロットとして
開発に役立ててやって欲しいんだ。」
「…なるほどね。」
ビリーは、少し複雑な心境を抱えながら
自分の甥のように幼い頃から見て来た
目の前の青年に目を細める。
「だから、おじさんには感謝してもしきれない。
俺のわがままを聞いて、推薦してくれたんだから。」
「なら、君は僕の期待に応えて、
誰にも文句の言われないくらいの
フラッグファイターになってもらわないとね。
そう、君のお父さんがそうであった様にね。」
「…俺は、父とは違う。
『俺』だからこそ出来る事があるはずだ。
あの人とは違う何かを見つけたいんだ。」
父親と同じ道を期待される素振りを見せられたティムは
頑な意志をビリーにぶつける様に
自分の意志を出す。
それにはビリーも目を見張った。
目の前にいる青年は、
もう既に一端の軍人である事をまざまざと見せつけられる。
「そうかい?
…期待しているよ。」
その成長ぶりに安堵と同時に別の何かを見いだしながら
ビリーはティムに微笑みかけて言った。
目の前にいるかつて自分をしたっていた子供はもういない。
PR
すいません もう あの叫び声しかでないかも(*゚∀゚*)
ああぁぁぁGJGJすぎて うほーーい!!!!!!!!
テンションMAXですよぉぉぉぉ!!!!!!!
ティム 立派に成長してるねぇ゜。゜(つД≦。)゜。゜
父と同じ道を歩んでいるけれど
ティムだから出来る事をやろうとしているあたり
頑固でわがままで融通のきかない誰かとそっくりwwww
わわわわわ!
ほっ…褒めても何も出ませんよ!!!!(≧▽≦)
銀サチさんの疲れが癒されるといいのですが!(笑)
ティム、これからいろんな目に遭って頂きます!(え)
多分…これからどんどん軍人の顔になって
お父さんに似てくるんですよ…
って、これ以上年とったティムは書きません!
も…これ以上は…無理!!(きっぱり)