20-years-after

「ロックオン！遅いって！」

「結果オーライ、だろ？」

そんな会話をしつつも
２人が操るガンダム２機は迅速かつ確実に
オートマトンを制止していった。


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「こっちだ！」

アイシャの声とそこかしこで
未だ稼働している疑似オートマトンに
ティムは機体を走らせて武器庫へと向かった。


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ユニオン軍・フラッグ部隊
カリフォルニア支部、第４倉庫。
そこにあるミーティングルームに

ティム・エーカー
メルセデス・レート
スン・ギドゥ
アイシャ・エリア

の４人がクーデターとも言える反乱を起こしたグループに
人質として捉えられている。

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午後からは、格納庫に運び込まれた
新型フラッグと疑似ターゲットを確認しに行く。

格納庫には整然と新型フラッグが
ユニオン軍のカラーリングに塗装され、
明日の出撃を待っていた。
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食堂へと通じる通路、
朝の慌ただしい空気が流れる中
ティム・エーカーとアイシャ・エリアが
並んで食堂へと向かっている。

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「…研究機関は…
新しいモビルアーマーや武器を、
『道具』を作る。
その『大きな力』を、どのように使い
何を破壊し、創造するか…
それは、君次第だよ。
ティム・エーカー。」

部屋を出て行ったかつて同僚だった男の息子を
思いながら、ビリー・カタギリは
一人呟いた。


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フラッグ入隊２日目。
ゆっくりと、確実に
ティム・エーカーはじめとする新人の訓練が始まってゆく。

訓練とはいえ、最初は講義や見学に近い色合いが濃い。
だが、それは確実にフラッグのパイロットになる一歩となるのだ。
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さて、銀サチさんとのコラボ企画状態になっております
グラハム・エーカーの息子、ティム・エーカーの話ですが
とうとうティム・エーカーが２１歳、
ユニオン、フラッグ部隊に入隊の話までたどり着いてしまいました！（笑）

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最終回が近づいている状態で
ふと思いついた『after-20years』本編スピンオフの話です。
西暦２３１２年の話になります。

ま、こんな不思議な事もあるかもねー。というお話。


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「心配って…他に何が心配なんだよ…？」

「あー！もう！そこがさ…こうー…
どういっていいのか…上手く言えないんだけど…
多分…皆…まだ実力が足りないからかもしれないんだけど」

よく喋るスェウがここまで口ごもって考えながら話すのは珍しいと
イシスが不思議に思っていると、
スェウはますます唸りながらぽつりと言った。
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